愛知県美術館で開催中の 放課後のはらっぱ
櫃田伸也とその教え子たちを観てきた。

現在の日本現代美術絵画を国内外で支えている奈良美智・杉戸洋・小林孝亘・長谷川繁・村瀬恭子・加藤美佳など、ここにあげたアーティストの名前は絵画を
制作している人なら聞いたことがあると思うが、それがみんな愛知県の陸の孤島、
長久手は愛知県立芸術大学で、自身も優秀な画家の櫃田伸也さんの門下生である。
なんと豪華な顔ぶれ。
表現も多彩な人ばかりで、教育者としてとても有能な方だったに違いない。
とかく、画一的な教えしか出来ない人も多い美術教育の中で、これだけ多彩な
アーティストを排出するのは、本当に凄いことだと思う。
ある程度情報が限られた環境で、一緒に制作し、共に考える。そんな時間を過ごしていたに違いない。
展覧会の内容は、学生時代の課題から現在の表現にいたるまで、その教育の一端を
かいま見れる面白い展示になっている。
現在、イラストの様な表現をしている奈良美智さんの学生時代のデッサン、人物油彩。。。やっぱり、上手い。他の作家の方も学生時代の作品が展示されているが
、それを観てから現在の作品と比べると、とても興味深い。
時間がある人は一度観ると良いと思う。本当に面白い。
展示の中で、出展作家が櫃田さんのポートレートを制作しているが、
これは、展覧会に出品する作家を選考する際に、『櫃田さんを見ないでも描ける!』くらい近しい存在の人。
これをもとに、みんな新作で櫃田さんのポートレートを仕上げているが、
中でも、杉戸洋さんのポートレートは、櫃田さんの特徴を本当に良く捉えており、
クスっと笑ってしまう。他にも小林孝亘さんのポートレートも自身の作品の感じを
残しながら、とても良く描けていると思った。
こんなにも多くの優秀な学生からポートレートを描いてもらえるなんて!!!
なんと贅沢な方なんだろう。
凄く良い時間が流れていたんだろうなと改めて思う。
今回の展覧会は来年開催する、あいちトリエンナーレのプレイベントの一つ。
名古屋はかつて、現代美術の聖地と呼ばれていたらしい。現在はあまり知られて
いないが。。。。
来年、来れたら、また来よう。
出展作家は安藤正子、加藤英人、加藤美佳、
木村みちか、城戸保、小林耕平、小林孝亘、佐藤克久、設楽知昭、
杉戸洋、登山博文、奈良美智、額田宣彦、長谷川繁、櫃田珠実、
古草敦史、村瀬恭子、森北伸、渡辺豪(敬称略)
愛知県美術館
あいちトリエンナーレ2010
プレイベント展 放課後のはらっぱ
−櫃田伸也とその教え子たち−
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/index.html
あいちトリエンナーレ
http://aichitriennale.jp/index.php